12.その他

   詩・言葉
   写真集
   映画
   最後に


<詩・言葉>
「それでも、
  あなたの道を行け」

 めるくまーる
 ジョセフ・ブルチャック編
言葉、声、詩を集めた一冊。
日常の教えや、語って聞かされた昔話なども
貴重な写真とともに収められている。

「俺の心は大地とひとつだ」は
「それでも、あなたの道を行け」の続編。


ここにあげた3冊とも、
写真はエドワード・S・カーチスによるものです。

エドワード・S・カーチス(1868−1952)
1896年から1930年にかけて北アメリカのほぼ全域を踏破し、
「消滅しつつある民族」と考えられていたインディアンの生活
の記録を「未来の世代のために」残そう、という彼によって
4万枚のネガが残された。
「俺の心は大地とひとつだ」

 めるくまーる
 ノーバート・S・ヒル・ジュニア
「インディアンの言葉」

 知恵の手帳
 ミッシェル・ピクマル
「今日は死ぬのに
      もってこいの日」

 めるくまーる
 ナンシー・ウッド
インディアンの精神性、人生観、自然に対する
畏敬の念を知る上で欠かせない一冊。
白人に対する見方も、プエブロ族インディアン長老の生の声
がここにある。
tuziお薦めの1974年出版の「言葉集」
(一部、‘精神性’に紹介しています)


<写真集>
 「NORTH AMERICAN INDIAN」
 エドワード・カーチス

 私はこの写真集を持っていませんが、
 アメリカのサイトで紹介されているうちの数枚をインターネットで見ました。
 ポストカードになっているのは持っています。(上段の方)
 「ネイティブ・アメリカンポートレート」

 これも持っていないので、内容はわかりません。


<映画>


「最後のモヒカン族」
強大勢力に利用される弱小勢力は、どちらについても、どう転がっても敗北である。
悪く転べば自滅だ。白人の見地でできている物語は、族長ウンカを悪者にしているが
彼は自分の及ぶ限りの最大の努力で、国権を擁護しているに過ぎない。


「ソルジャー・ブルー」
ウーン・デッド・二ーにおけるスー族大量虐殺を描いた映画。キャンディス・バーゲン主演。
この事件にはゴースト・ダンスが深く関わっていた。
白人に言い知れない恐怖を起こさせていたのだろう・・・
保留地へ閉じ込められて、鬱積した心が生んだ「すべてが元通りになる」ダンスであり、
よって、古来からの習慣ではない。


「折れた矢」
頭皮剥ぎのシーンが登場するが、これは白人が広めたといってもよい。
インディアンで意味は違うがこの風習があったのは、一部の部族に過ぎない。
それを意味も解らず、白人が真似たことで、習慣のない他の部族が報復したのだ。
(精神性のページを参照して下さい)


<note>
シッティング・ブルの
ウォー・ボンネット
バッファロー・ビル博物館。デンヴァーの西、ゴールデン
ピースパイプ ダコタ族アーヴォル・ルックングホース
デヴィルズ・タワー 平原インディアンの聖地
ビッグホーン モンタナ州南部
ブラック・ヒルズ ラコタ語の「パハ・サバ」の英訳。
サウス・ダコタ州西部とワイオミング州北東部の大平原の中に屹立する山地で、
最高峰ハー二ー・ピークは標高2,206m。
ラコタ族にとって獲物の多い狩場であり、「ワマカ・オグナカ・イチャンテ」
(この世に存在するものすべての心臓)とも呼ばれた聖地であったが
1874年ここに金鉱が発見されたため、74年秋の条約で所有権を失った。
この山地の一角マウント・ラシュモアの岩に4人のアメリカ大統領
(ワシントン、ジェファーソン、ルーズベルト、リンカーン)の顔が彫られてある。
(1930年代に完成)。「民主主義の殿堂」として観光客を集めているが、
これに対抗する形で、同じブラック・ヒルズの一角サンダー・ヘッド・マウンテンに、
ラコタ族の英雄クレージー・ホースのモニュメントが作られつつある。
ポーランド移民の彫刻家コジャック・ジオルコウスキーがラコタ族の依頼で
1949年に開始。岩山全体をクレージー・ホースの騎馬像に
してしまおうという計画。
コジャックの死後は遺族が作業を続けている。
完成は21世紀中頃と見られる。1998年6月顔面部分のみ出来上がって
公開された。
白人に奪われた聖地ブラック・ヒルズの返還を求める運動は
今日なお続けられている。
ララミー砦 ワイオミングとネブラスカ州境。現在個人の麦畑
サン・クリーク虐殺現場 コロラド州東南部
ワシタ ブラック・ケトル博物館。オクラホマの西、テキサス州境
フェッターマン砦 リトル・ビッグホーン。ワイオミング州シェリダンの北
ロビンソン砦の牢獄 クレイジー・ホース最期の地。ネブラスカ州フォート


<tuziより最後に>
部族出身のインディアンは現在もアメリカ人の一員としてアメリカの土地を愛しています。
彼らはアメリカの土地を離れようとはしませんし、
一貫してアメリカにおける自分たちの権利を求めて闘っています。
それは人間としての正当な権利であり、アメリカ政府が無視できるものではありません。

私は以前から植民地当時のヨーロッパ人(白人)のやり方に憤慨していました。
時間を経て、やはり違った意味で最近のアメリカのやり方に憤慨しています。
イギリスも一次大戦時の二枚舌から中近東のいざこざを起こした張本人なのに、
ジェントルマン顔して、ほったらかした・・そのやり方に憤慨しています。
私は、お互いの多様性を認め合うことの重要性を強く感じています。
自分本位な考え方は、あまりに危険です。

犠牲になった多くのアメリカ・インディアンは、インディアンの考え方では、
死んではいないのだそうです。
ただ、世界が転位しているに過ぎないのだそうで。
環がめぐりめぐって元通り!
これがインディアンの世界観なのです・・・。


(2002年10月記)








vol.18