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7.ファッション

   モカシン(靴)・ビーズ刺繍
   衣服
   羽根飾り、骨、角などの装飾品
   ジュエリー


<靴>
モカシン


モカシンは北米東沿岸、ナラガンセット族の「履物」を意味する「モッカシン」が語源。
北米ではインディアンの靴をすべてモカシンと呼んでいる。しかし、その形は千差万別。
地域の風土に合わせて部族によって違います。

東部森林地帯/ブラックフット族(カナダ平原)
靴底から足の甲まで1枚のバックスキンで覆い、甲上部に縫い合わせたスリッポン式。
森の中を音を立てずに歩くのに適している。

スー族、シャイアン族(平原地帯)
固い生皮の靴底に、柔らかいバックスキンを縫い合わせたス二ーカー式。
大平原には石ころや、棘の生えた草が多いので、底が固い方が適している。

ナヴァホ族(アリゾナ砂漠地帯)
くるぶしの上まで覆うブーツ式。
サボテンから足を守った。

ビーズ刺繍


自作のモカシンにビーズ刺繍をほどこすと履く楽しみも倍増する。
オジブワ族、イロコイ族森林インディアンは花柄を好み、
スー族、シャイアン族平原インディアンは幾何学模様を好んだ。
底までビーズ刺繍したものは実用的ではなく、死者の埋葬品として作られた。
なお、ナヴァホ族、プエブロ族のブーツタイプのモカシンにビーズ刺繍は見られない。




<衣服>
下帯(ブリーチクラウト)脚袢(レギング)


夏、平原インディアンの男性は、下帯とモカシンだけを身につけていた。
余計なものを着ていると身軽に動けないから。
下帯はなめし皮でできており、幅30cm、長さ1.5〜2.5mくらい。
ふんどしのように巻いて、余った部分を前と後ろに垂らした。
どちらを長くするかは各人の好みだが、裸馬に乗る時は後ろを長く垂らし、
尻の下に敷いてクッション代わりにしたりした。


インディアンはズボンを作らなかった。
寒さや潅木から身を守るのにレギングを使ったのである。
脛だけでなく太ももまである長いもので、片方ずつの股引のような感じだ。
なお、西部のカーボーイがズボンの上に穿く、シャップスはインディアンのレギングが原型である。

ウォー・シャート(戦士の晴れ着)


スー族ではこの服を着る資格は勇者中の勇者に限られていた。
戦着は鹿のなめし皮を縫い合わせて、頭からすっぽり被って着る中南米のポンチョタイプ。




<装飾品>
イーグル・フェザー(鷲の羽根)


イヌワシには2種類ある。
合衆国の国章の白頭鷲と草原を住みかとする狗鷲(イヌワシ)である。
インディアンは鳥の中で最も強く、勇猛で大空の高みを舞い飛ぶイヌワシを神聖な鳥と考えていた。
イヌワシの尾羽根は長さが40cm近くある。生まれて1、2年の若い鷲の尾羽根は特に美しい。
インディアン戦士は頭に1本、若いイヌワシの尾羽根を立てている。ヘアバンドはしない。

ウォーボンネット(羽根冠)


「戦の帽子」
スー族、シャイアン族、クロウ族、オマハ族
本物は、若いイヌワシの尾羽根を使って作られる。
イヌワシには13枚の尾羽根があり、霊力が宿っていると信じられていた。
彼らにとってウォーボンネットは装飾品ではなく、羽根の一枚一枚が戦場での命がけの
手柄を表している。
いわば、勲章をずらりと並べたようなものである。
戦士の生命を守る力を持つと信じられた。
部族のチーフだけがかぶるのではない。権威の象徴とは違うのだ。

ヘア・パイプ(骨)
ヘア・パイプは骨製の管で、両端に比べて真ん中がやや太い、ほっそりとした紡錘形をしている。
2列に並べて簾状に繋げた棟飾り・ブレスト・プレートを戦士は身につけた。
といっても、鎧のように弓矢を防ぐ効果はなく、装飾用だった。
女性のブレスト・プレートはヘア・パイプを縦に繋げて作られた。
ヘア・パイプはもともと巻貝の芯から作られたもので、髪飾りやチョーカー、イヤリング、
ネックレスなどの小物に使われていた。


ワピチ(歯)
スー族、シャイアン族、アラパホ族、クロー族の女性のドレスに縫い付けた。
大鹿(ワピチ)の下顎の門歯や宝貝(子安貝)または角貝を大量に使って装飾する。
歯や貝に穴をあけて取り付けるのだが、大鹿の門歯は一頭から2個しか取れない。
貝は遥か太平洋から他の部族との交易で手に入れるしかない高級品だった。
例えば大鹿の門歯300個を使ったクロー族のドレスは、野牛の毛皮25枚分と交換されたという。

グリズリー(爪)
男性用の装身具で忘れてはならないのは灰色熊(グリズリー)の爪のネックレスだ。
灰色熊は本来人を襲ったりしない。しかし、怒らせたら怖い。
相手が誰であろうが勇猛果敢に向ってくる。
一方その気になれば相手の裏をかき、巧みに姿を隠して遁走することもできる。
つまり、灰色熊はインディアン戦士の理想であり、その武器である爪には強い魔力があると
信じられていた。
だから、戦士は灰色熊の爪で作ったネックレスを身につけることによって、
灰色熊の勇猛さや敵の裏をかく能力にあやかりたいと思ったのである。


爪だけを30個以上繋げたタイプの他に、爪と爪の間に大玉のビーズをはさんで間隔をあけたり、
カワウソの毛皮と組み合わせたタイプもあった。




<ジュエリー>
インディアン・ジュエリー/ターコイズ
NAVAJO
ナヴァホ 「スカッシュ・ブロッサム」
ナヴァホの代表的デザイン。
がっしりとした銀使いで、大胆シンプルな男性的デザイン
「ナジャ」
大粒の銀ビーズと花を模した銀細工とを交互に連ね
馬蹄形のペンダントを中央に下げた大ぶりのネックレス
ナバホ特有のデザイン「ナジャ」先端が三日月型。
馬鞍がヒントになっているらしいが、一種の‘お守り’
「コンチャ・ベルト」
西部劇‘シェーン’でアラン・ラッドが身につけている。
創生神話による教えによればナヴァホの4種の石は、
ホワイト・シェル「夜明けの白」東、
ターコイス「昼間の青」南、珊瑚「夕暮れの黄色」西、
黒曜石「夜の黒」北、をあらわす。
(2005年6月記)
HOPI ホピ 伝統的な意匠をオーバーレイ技法で。
陶器には、宗教思想や自然観が描きこまれている
ZUNNI ズー二ー 石が主役で鳥や動物を精密な象嵌技法で。
SANTO DOMINNGO サント・ドミンゴ トルコ石、貝殻製のビーズを連ねるネックレスなど


8.精神




※このページの内容に一部書籍からの引用があります。
それらの資料は「11.書籍」にて紹介させていただいてます。
他サイトからの転写はありません。




vol.13